Vol. 0054 ボリウッド女優Alia Bhattが立ち上げた新しいビジネスとは
ボリウッド女優として活躍するAlia Bhatt
ボリウッド女優として活躍するAlia Bhatt（アーリア・バット）は、女優として10年近く注目を集めるインドの有名女優です。しかし、彼女が女優業とは別に実業家として活躍していることを知る人は多くはないと思います。
彼女は最近では、ファッションテック・スタートアップ企業「Stylecracker」やファッション小売業を行う「Nykaa」に投資しています。更に、子供服ブランド「Ed-a-mamma」を自身で立ち上げ、起業家へと転身しました。
Alia Bhattが語るEd-a-mammaへの思い
インド最大のスタートアップメディアであるYourStory社の2020年11月30日付けの記事は、Alia Bhattは起業を選んだ理由についてのインタビューを掲載しています。
「私は、以前から自分のブランドを立ち上げたいと思っていました。自分自身のキャリアがある程度成功した時、自分で何かを始められないかと感じることがあると思います。洋服やファッションに興味があったのですが、深く調べてみると、25歳から45歳くらいまでの年齢層の人達に向けてのファッションのレーベルが不足していることに気がつきました。しかし、ファッション業界の競争率は実際とても高いです。どのようにビジネスを始めようか考えた時、世間のニーズギャップを埋めることに焦点を当てたいと思っていました。ファッションから離れて、別の商品を通してギャップを埋めることに注力したほうがいいかとも考えました。しかし、最終的にインド産のワールドクラスな子供服ブランドにニーズがあると気付いたのです。」とAlia Bhattはインタビューで語っています。
ブランドEd-a-mammaへのこだわり
Ed-a-mammaの服は完全な天然繊維で作られており、ボタンもプラスチックは使用していません。Ed-a-mammaのチームはリサイクルを積極的に行っています。残された生地を使用し、ヘアタイやバックなどを製作し、廃棄を減らす努力をしています。
また、Ed-a-mammaはインドから自国ブランドを作ることに焦点を当てています。流通、製造をインド国内でで行うため、ムンバイ、トリプラ、コルカタなどの専門工場と提携しています。
インドでは、繊維アパレル産業が盛んであり、長い歴史があります。インド産の生地やアパレルはインド国内だけでなく、世界各国に輸出されています。これから、世界的なブランドがインドから多く立ち上がることにより、更にインドのアパレル産業は注目を集めていくと思います。