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【北インド vs 南インド】インドでビジネスしやすい都市を徹底比較!

インドでビジネスしやすい都市を徹底比較!

今回はですね、インド国内でどこがビジネスしやすいのかを都市別に徹底比較してみたいと思います。

インド国内の4大都市といえば、デリー首都圏、ムンバイ、ベンガルール、そして、チェンナイ、この4つがよく比較されるんですけど、どの都市にもそれなりに日本企業が進出しています。ただ、インドを出張で回っただけだとどの都市がどのような点で良いのか、どのような違いがあるのか、なかなかイメージが湧かないですよね?ちなみに、インド国内でももっとも日本企業が進出をしているのはデリー首都圏で、インドに進出している企業総数約1400社のうちの約40%、在留邦人の数で言うと総数約8,000人のうちその過半数がこの地域に住んでいます。ただ、だからといってデリー/グルガオンの事業環境・生活環境が他の都市と比べて比較的に一番良いかというと必ずしもそうとは言い切れません。

そこで本日は、インド国内の主要都市それぞれを、ビジネス環境と生活環境という2つの側面から私の独断と偏見でもって解説してみたいと思います。

それぞれの都市の特徴については後ほど詳しく見ていくんですけど、まずは全体像として主要都市4つそれぞれのビジネス環境と生活環境を比較してみました。

ビジネス環境

ビジネス環境についてはそれぞれかなり特徴が異なるんですけど、産業集積で言うとデリー首都圏とチェンナイは製造業の集積が特徴的なのに対して、バンガロールはIT産業や研究開発の中心地としての性格が強いです。一方でムンバイはインド財閥の本拠地も多くて、特に金融・商業・メディア・エンタメなどが産業が集積しています。交通インフラで言うとどの都市もメトロの建設が進められていますが、ムンバイとチェンナイについては港湾都市としての存在感が大きいと思います。物価水準で言うとムンバイが圧倒的に高いですね。人材の特徴で言うと、デリー首都圏を含む北インドにおけるアーリア系・ヒンディー語圏と、チェンナイのドラヴィダ系・タミル語やタミル文化との対比については注目すべき点なので後ほど解説したいと思います。市場やエコシステムという観点では、それぞれかなり特徴的な側面があるのでここに書いているポイントについては頭に入れておいていただけると良いと思います。

生活環境

次に生活環境です。私はチェンナイに10年、バンガロールに現時点までに2年半程度住んだことがあるという程度で、デリー首都圏やムンバイは出張や旅行でしか行ったことがないこともあって少し南インドびいきになってしまっているかもしれませんが、いろいろな人から聞いた話も考慮した上でできるだけ客観的かつ総合的に評価をしてみるとこんな感じかなーと考えています。

家賃相場で言うとデリー首都圏とバンガロールが同程度、チェンナイが少しだけ低め、ムンバイは圧倒的に高いです。気候はバンガロールが圧倒的に良く、デリー首都圏は夏と冬の温度差に加えて深刻な大気汚染の影響でバツとしています。食生活はバラエティ豊富な各国料理が揃うデリー首都圏と、ステーキやクラフトビールが豊富なバンガロールがインド国内では比較的に良くて、あと、ムンバイにも世界レベルの高級レストランが多いところはとても良いんですけど客単価が高くで普段づかいできない点を考慮してサンカクにしました。

教育についてはデリー首都圏とムンバイには日本人学校がある一方で、バンガロールとチェンナイには日本人補習授業校しかないのが大きな違いですが、チェンナイは世界的にも珍しい準日制の補習授業校があって平日も日本語の授業があるのでマルとしました。インドの治安は基本的に安全ですが、私の感覚ではチェンナイが最も治安が良いのではと感じている一方で、これまでの歴史の中でデリー首都圏はレイプ等の事件、ムンバイはテロ事件などが起こっていることを踏まえてサンカクとしました。

かなり私の独断と偏見にもとづく比較表になっていますので、「各都市に住んでおられる方から異議あり!」と言われそうですが、私もまだインドのほんの一部分しか理解できていないと感じているので、ぜひぜひコメント欄で各都市のこんな一面もあるよ、という情報を書き込んでみてください。これからインドに進出を検討されている企業様にとってきっと役にたつ情報になると思います。

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インド北部 デリー首都圏

それではまずインド北部のデリー首都圏から詳しく見ていきましょう。

デリー首都圏っていうのはデリー準州とデリーに接する各州の一部を合わせたNCR(National Capital Region)と呼ばれる地域のことを指すんですけど、インドの政治・経済の中心地になっていて、進出する日本企業も600社近くあると言われています。特にその近郊都市グルガオンは、この10年で大きく発展して、日系企業に限らず、たくさんの外資系企業が進出する経済新興都市に成長しました。

日本企業の中での代表格はなんといってもスズキ自動車ですよね。インド経済が自由化された1991年のさらに10年前、1981年にスズキはすでにインドに進出していて本社はニューデリーにありますが、第一工場をグルガオンに構えました。これによって、自動車産業を中心に多くの日系メーカーがデリー首都圏に集積して、現在ではデリー/グルガオン地域に多くの日本人が住むきっかけになりました。 また、グルガオンが過密状態になってくると、インド首都圏の中でさらなる製造業の進出先として発展をしてきたのが、グルガオンから南西に位置するマネサールやバワル、さらに南西にいったラジャスタン州のニムラナです。例えば、現在インド国内でベビー用紙おむつ市場でシェアNo.1のユニ・チャームも、空調機器市場でシェアNo.1のダイキンも、それぞれ第一工場をニムラナに構えています。インドで活躍をする日系メーカーについてはこちらの動画で詳しく紹介していますので興味のある方はぜひご覧ください。

また、デリー首都圏は、流行や文化に敏感な消費者が多くて、新しいトレンドや文化の発信地としての存在感も強いエリアです。例えば、ファーストリテイリングが展開するユニクロは、インド初の一号店をニューデリーにオープンしました。インド人トップデザイナーであるリナ・シンを起用してインドの伝統的な服装であるクルタ・コレクションを展開したり、ブランドアンバサダーとしてボリウッド女優のカトリーナカイフやカリーナ・カプールを起用して注目を集めましたけど、ユニクロがわずか3年で黒字化を実現したことからも、デリー首都圏はこういった新製品を投入したり新しいトレンドを生み出すには最適な市場であることが認識できると思います。

生活環境においても、グルガオンはデリーの南西約30kmに位置し、車で約30分、地下鉄でも約1時間程度でアクセスできる立地の良さに加えて、この10年の急速な発展によって、高層ビルやマンション、病院、ショッピングモール、日本食レストランを含むいろんな外食チェーンやおしゃれなカフェもたくさんできて、日本人学校や日本人向けの美容院などもあることから、日本人にとっても少しずつ暮らしやすい街へと変貌しつつあります。ただ、公共交通機関の整備状況や治安、気候、大気汚染などの環境を考えると、夜に日本人が街を気軽に歩き回れるような環境ではないので他の街と比べると、ハードシップはかなり高い街と言えます。
っていうのも、デリー首都圏は年間を通じて気温差が激しくてですね、夏は50度近く、冬は10度未満になることもありますし、特に11月から3月頃までは大気汚染が深刻で、この表のとおり、一般的に100以下の水準が、健康上望ましいとされているAQI(大気質指標)という指標があってですね、これが300を超えると「危険レベル」なんですが、日本だとだいたい50以内になっている一方で、デリー首都圏で酷い日だと1,000を超えてしまっている時もあるわけです。

もはや1日でタバコを何十本も吸っているのと変わらないほどの有毒さ、という話もあるので家族の健康面や子供の教育環境という点では本当に注意が必要です。

あと、デリー首都圏を中心としたインド北部のほとんどがヒンディー語圏になっていて、英語が通じにくいという場面もあります。実際Uberなどでタクシーに乗った時や、地元のスーパーなどにいくと英語が通じないケースによく直面するので、デリー/グルガオンに住む日本人は簡単なヒンディー語だけ覚えて日常的に使っている人も比較的に多い印象です。

インド西部 ムンバイ

次にインド西部のマハラシュトラ州のムンバイです。

ムンバイは、インド西部のマハーラーシュトラ州に位置している、人口約2,000万人を擁するインド第二の都市です。商業・金融の中心地で、さらに映画産業「ボリウッド」の本拠地としても知られてますよね。

ムンバイは、インドの主要財閥であるタタ・グループ、リライアンス・グループ、マヒンドラ・グループ、バジャジ・グループなどの本社が集積していますし、ボンベイ証券取引所(BSE)や国立証券取引所(NSE)、さらに、インド地場や外資・日系メガバンクを含む金融機関の本拠地もムンバイに集中していて、金融・商業の中心地としての地位を確立しています。インドの財閥についてはこちらの動画で詳しく解説をしていますのでご興味ある方はぜひご覧ください。

あと、インド北部の玄関口的な役割を担っているインド最大の港「ナバシェバ港」を持っているムンバイは、インド全体の海上貨物の半数以上を取り扱う港湾都市としてもむちゃくちゃ重要で、物流の要所としても機能しています。

進出している日本企業の代表格としては、MUJIブランドを展開する良品計画とか、最近だと家具やホームファッションを取り扱うニトリホールディングスが2024年12月にムンバイ市内のショッピングモール「Mumbai R city」内に1店舗目をオープンさせています。ちなみにドイツ企業のシーメンスがムンバイに1957年に初めて生産拠点を設立しているんですけど、ムンバイには十分な工場用地がないので、ムンバイから南東に150キロほど行ったところにあるプネという街に自動車を中心とした製造業の集積が進んだ、という経緯があります。四輪大手のタタモーターや二輪・三輪大手のバジャージモーターもそうですし、あと、フォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツなどのドイツの完成車メーカーや自動車部品メーカーなどの工場もプネにあって、生産拠点としての存在感はむちゃくちゃ強いですし、最近はムンバイの物価高騰を背景に、より生活コストの低い新興都市としてもプネが注目されています。

っていうのも、ムンバイはインド国内では最も物価が高い都市になっていて、富裕層もたくさん住んでいます。リライアンス・インダストリーズの会長で、2024年のForbesの世界長者番付でも9位にランクインしているムケシュ・アンバニ氏の自宅もこのムンバイにあってですね、総工費世界最高額の870億円、地上約170メートルで、通常のマンションだと60階相当の高さの自宅に約600人ものお手伝いさんが常駐してるとかしてないとか。とんでもないっすよね。これだけ金持ちが多く住む街なので、日本人駐在員が住むアパートの家賃相場も、他の都市と比べて1.5〜2倍ぐらい高くなっていて、私もまだ住んだことないのですが平均で月30万ルピーぐらい、支店長や役員・社長クラスだと40〜50万ルピーぐらいの家賃の家に住んでいる駐在員もごろごろいるみたいです。

ただ、その高い物価だけあってですね、アメリカの高級旅行情報を提供する大手出版社コンデナスト・トラベラーが毎年発表するインド国内のトップレストラン50の中に、ムンバイのレストランがインド国内で最も多い13店舗もランクインしていて、私もムンバイに行くときはこのグルメを堪能しにいくのが一番の楽しみになっています。

ただ、とにかく高いのでなかなか普段づかいできないところが悩ましいですね。ちなみに、インド国内で次に多いのがゴアで10店舗、3番目に多いのがベンガルールで8店舗です。あと、昨年2023年のトップ50では日本食レストランは5店舗入っていたんですけど、最新2024年トップ50の中には日本食レストランが8つもランクインしていて、このランキングからもインド国内における日本食に対する人気が徐々に高まってきているのをあらためて実感します。

インド南部 バンガロール

次にインド南部にあるカルナタカ州のバンガロールです。

バンガロールは、街の歴史こそ長くはないんですけど、インド全土・各地から多くの若者が集まるコスモポリタンとして活気ある都市です。

バンガロールに進出している日本企業の代表格としては、トヨタ自動車やホンダ二輪などの自動車を中心とした製造業、そして、NTTデータやソニー、NEC、楽天、メルカリ、ラクスルなどのITサービスやベンチャー企業やその研究開発拠点、電子部品・半導体関連の商社、人材・コンサル・飲食など幅広い企業が進出をしています。

もともとバンガロールは軍用航空機産業とか宇宙開発の本拠地として発展してきた科学技術に強みを持つ街で、ヒンドゥスタン航空機(HAL)とかインド宇宙研究機関(ISRO)とかがその代表的な企業・組織なんですけど、 さらに、「インドのシリコンバレー」と呼ばれるバンガロールは、欧米系企業からのバックオフィスのBPOやオフショア開発のアウトソーシング先として1990年代以降にサービス産業を中心に飛躍的に成長したんですよね。今では研究開発(R&D)やGCC(グローバル・キャパビリティ・センター)の拠点としての発展も顕著で、インド国内のGCC全体の30%以上がバンガロールに集中しています。

また、インド国内で最も多くのユニコーン企業を輩出するインド国内最大のスタートアップエコシステムを形成していて、インド国内ユニコーン企業総数の40%以上がバンガロールに拠点を置いています。欧米企業のGCCと投資マネーが集まるバンガロールは、世界で活躍できる高度IT人材やマネジメント人材を輩出しつづけていて、グローバルな市場への事業展開を見据えたハブとしての役割を担うようにもなってきています。このバンガロールの発展とカルナタカ州政府が2024年に発表した新しい優遇制度についてはこちらの動画で詳しく解説をしていますのでご興味のある方はぜひご覧ください。

また、バンガロールはインド国内でも日本人にとってもっとも住みやすい街と言われています。デカン高原の南部に位置する標高900メートルぐらいのところにある街なので年間を通じて気温は20〜30度と気温差が少ない高原気候で、市内であれば比較的歩道も整備されているエリアが多いので街歩きがとにかく快適です。グジャラート州のように牛肉も酒もタブー視されているような州と比較すると、バンガロール市内にはステーキハウスやクラフトビールの醸造所やおしゃれなバーやレストランがいたるところにあって、ワイナリーもウイスキーの蒸溜所もあるので同じ国とは思えないほどに、他の州と比べると生活環境は圧倒的に良いと感じます。

ただ、バンガロールはインドでもっとも交通量が多い街で、2023年のTom Tom Traffic Indexの世界渋滞ランキングの最新データによると全世界でも6位にランクインしているほど渋滞がひどい街として知られています。また、市内の公共交通機関はバスやメトロの一部路線を除いてまだほとんど整備が追いついていないのと、さらに、バンガロールの空港は市内から30〜40キロほど離れているので、市内から最低1時間、渋滞にハマると2時間近くかかる可能性があるところはマイナスポイントです。
あと、デリーやムンバイには日本人学校があるんですけど、バンガロールには日本人補習授業校しかなく、インターナショナル校は市内からかなり遠い場所にあるので、家族帯同の駐在員が比較的に多いバンガロールでは、渋滞がひどい中でのお子様の学校送り迎えや日本語教育の点での難しさは特に大きいポイントです。

インド南部 チェンナイ

最後にインド南部にあるタミル・ナードゥ州のチェンナイです。

チェンナイは、南インドの玄関口として知られる港湾都市で、古くから交易の中心地として発展してきた街です。
また、チェンナイから北に70キロほど北上した場所にあるアンドラプラデッシュ州のスリシティ工業団地も含めて、チェンナイ近郊の工業団地においては、ルノー日産の合弁会社や、ヒュンダイ、BMW、ダイムラー、いすゞ、ヤマハなどの自動車関連はもちろん、コマツやコベルコなどの建機メーカー、ダイキン、三菱エアコン、富士通ジェネラルなどの空調機器メーカー、そしてそれらの部品メーカーや専門商社にいたるまで、自動車を中心とした製造業の一大サプライチェーンが形成されていて、「南アジアのデトロイト」とまで言われています。また、日本企業向けの工業団地も多くて、特に住友商事とマヒンドラグループの合弁事業で、チェンナイ北部40キロほどの場所に位置する「オリジンズ工業団地」は、ヤンマーやオムロンヘルスケア、日星電気などを中心に多くの日本企業が進出していて、第一期は区画全体の9割以上がすでに埋まっている状況で、2025年度に第二期の着工・販売が開始される予定との報道もあります。

あと、最近はレンタル工場などの選択肢も出てきているので、中小規模の製造業進出がしやすくなってきている点も注目すべき点かなと思います。

チェンナイの生活環境について見ていきましょう。
チェンナイは伝統的な文化が色濃く残っている街のひとつで、街中にはサリーを着た人々もときどき見かけます。気温は年間を通して25〜35度ぐらいの高温多湿・亜熱帯気候で、「ホット、ホッター、ホッテスト」という3つの季節しかないのが特徴です。さらに雨季の11〜12月ごろにかけては毎年のように街が大洪水になるので、猛暑や水災害による生活やビジネス上の影響については事前に理解をしておく必要があります。

あと、実際に私が10年間チェンナイに住んでみて感じたチェンナイの良さは、なんといってもタミル人の性格です。日本人に対してインド人の印象を聞くと、だいたいむちゃくちゃおしゃべりで自己主張の強いアグレッシブな性格をイメージされる人が多いんですけど、タミル人の多くは穏やかで控えめな性格で、会話の中でも忖度をしたり、行間を読んだり、寡黙な人もいたりします。そして、インドの主要都市圏の中ではチェンナイがもっとも治安がいい場所なんじゃないかと思います。
一方で、タミル人の伝統や文化、ドラヴィダ語族の言語としてはもっとも古い言語であるタミル語を守るという、強く保守的な側面もあります。インド連邦法においては現在、中央政府の公文書についてはヒンディー語と英語を併記する必要がある旨が規定されていて、例えば、会社法などの法律や通達を見ると、最初にヒンディー語で書かれていてその次に英語が併記されている、という体裁をとっています。こういった状況の中で、タミルナードゥ州政府は、中央政府が定期的にヒンディー語を公用語として強制しようとする立場に対して、ずっと抵抗し続けてきたという構図があります。

ちなみに、2024年6月に開催されたインド議会下院選挙においては、タミル・ナドゥ州では、州政権与党のドラビダ進歩連盟(DMK)と国民会議派(INC)を中心としたインド国家開発包括同盟(INDIA)が全議席を獲得しているんですけど、つまり、中央政府与党のモディ首相率いるインド人民党(BJP)はタミル・ナドゥ州では1議席も獲得できなかったんですよね。そもそも、(1)BJPが下院で単独過半数を確保できなかったことに加えて、さらに(2)たとえ地域政党だとはいっても、タミルナードゥ州政権与党のDMKが中央議会下院においても大きな勢力を持つに至っていて、中央政府の国民民主連合(NDA)政権はタミルナードゥ州の主張を無視できない状況になっている点は知っておくべき状況です。

こうした背景もあって、多くのタミル人がヒンディー語圏の人たちに対して自然と持っている深層心理や、タミル人の伝統や文化、そして言語を守りたいという保守的な立場も影響してか、チェンナイの人は基本的にずっと同じ州内に留まる傾向が強くて、そういう意味では自社で採用した人材が定着しやすいという側面もあるのではないかと感じています。

さて、本日はインド国内でどこがビジネスしやすいのかを都市別に徹底比較してみました。もし皆さんが知っている各都市の良さや違いなどが他にもあればぜひぜひコメント欄で教えていただけると大変ありがたいです。皆さんからのコメントも含めて、進出先の候補地を評価する際に参考にしていただければ嬉しく思います。

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