【インド生活の知られざる実態】バンガロール駐在員の食材買い出しのすべて
今回はですね、私が住む南インドはバンガロールの食生活の実態を赤裸々にご紹介したいと思います。
インドでは毎日カレー食べてるんですか?ってよく聞かれるんですけど、さすがにそんなことはありません。確かにインドで売ってるシーフードヌードルはもはやカレー味ですし、レストランではどのメニューを頼んでもだいたいカレー味なんですけど、インドではそれなりに結構いろんな食材が買えるので、自炊力が高ければ食生活も意外に悪くありません。そこで今回の動画では、インド駐在員や駐妻の皆さん御用達のバンガロール市内のスーパーで買える食材やオンラインで手配できる食材についてざっとご紹介をしてみたいと思います。
まずは押さえておくべきスーパー編
まず最初にご紹介するのがバンガロール市内在住者にとって一番人気のスーパー、ルル・ハイパーマーケットですね。ここはケララ出身のインド人実業家Yusuff Ali(ユスフ・アリ)氏が湾岸諸国で大成功を収めたショッピングモールビジネスをインドに逆輸入して運営しているスーパーなんですけど、とにかく品揃えが豊富かつ安いのでここに行けばある程度の買い物が片付きます。ここは野菜売り場ですけど、広々としていてキレイですよね。キレイに陳列されたネギやレタス、パッケージングされたマッシュルームもありますね、トマトや大根などグラム単位で必要なだけ量り売りしてくれるのもいい感じですよね。サボりたいときはカップヌードルですよね、日清カップヌードルも80円ぐらいで買えます。私はこのSpicy Chunky Chickenがおすすめ。鶏肉もいろんな部位がキレイに並べられています。基本日本の半額以下で買えますし、インド人があまり食べないハツとかレバーとかはむちゃくちゃ安いです。シーフードもかなりバリエーションがあって季節にもよりますけど甲殻類やあさりなども買えるので結構いい感じです。
さて、スーパーでもう1つ紹介しておかないといけないのがNature’s Basketです。ここはローカル食材と輸入食材の両方を幅広く取り揃えているスーパーで、値段は少しお高めですけど、食材の種類も豊富、陳列もキレイで清潔感もあって買い物がしやすいので日本人駐在員はよく利用していると思います。僕が好きなこのコラヴィタのパスタも含めてパスタの種類はむちゃくちゃ豊富ですし、安くはないですけどハムやソーセージもいろんな種類から選べるのは助かります。
ちなみに、バンガロールにはまだ日本食材専門のスーパーはないんですけど、韓国人経営のスーパーはいくつかあってですね、例えばここSeela Korean Martも通常のスーパーでは売っていないような食材が見つかったりするのでたまーに見に行ったりします。店内はそんなに広くはないですけどこんな感じで日本のコンビニっぽい感じになっていて、特に、韓国の冷凍食品などはかなり種類が豊富で、中にはなにこれ?っていうのもありますけど、上の段にあるシメサバだったり、二段目のこのビビン麺みたいなやつだったり、薄切り肉や冷凍エビまで結構美味しそうなものがたくさんあるんですよね。
洗練されたこだわりの専門店編
あと、バンガロールでは肉類やハムを買うならバンブリーズ、チーズを買うならナリ&カゲ、パンを買うならSour Houseなど、それぞれ日本人御用達の人気店があってですね、クオリティもかなり高いので美味しい食材はちゃんと選べば意外にすぐに手に入ります。
例えば、ここバンブリーズは我が家も御用達。カウンター越しに肉類やハム・シーフードを注文できるんですけど、輸入ものハムも含めて結構品揃えも幅広く美味しいので重宝しています。生ハムを注文するとおっちゃんが冷蔵庫からハムの塊を出してきてくれて、その場でこんな感じ好みの薄さでスライスしてくれるんですよね。
ナリ&カゲはベンジャミンとカタリーナという2人のチーズ職人が立ち上げたチーズ工房で、おそらくバンガロールで一番人気のあるチーズ屋さんです。世界各国のいろんなチーズを自家製・インド産チーズとして提供していて、例えば、メキシコのオアハカチーズとか、オランダのエダムチーズ、スイスのグリュイエールチーズ、ギリシャのフェタチーズ、ヤギのミルクから作ったシェーブルチーズなどなど種類も豊富です。依頼をすればこんな感じでチーズとフルーツの盛り合わせなどもアレンジしてくれるのでパーティのときにも使えますよ。
Sour Houseもおそらく日本人の間でいちばん人気のパン屋で、店内もパン工房独特のいい匂いともに活気があってむちゃくちゃいい感じです。クロワッサンをベースとした菓子パンとか、パフっていうサクサクのパイ生地の菓子パンやケーキ、あと、バゲットやベーグル、フォカッチャまでいろんな種類のパンが揃っているので選びがいがありますよね。
結局これが一番便利!オンラインデリバリー編
また、インドが意外に便利なところはとにかくデリバリーサービスが豊富でかつデリバリーコストも安いところにあるんですけど、食材に関してもかなり豊富なサービスがあります。
生鮮食品であればリシャスやFreshToHome、Meatigoなどが有名で、アプリはこんな感じになっていて一度登録してしまえば1分で注文、だいたいその日に届いてしまうのでむちゃくちゃ便利ですよね。
野菜だったらグルメガーデンっていうアプリがあって、インドは結構葉物の野菜がスーパーだとしなしなだったりするんですけど、こういうアプリを使ってデリバリーで注文をするとシャキッとした野菜が届くのでむちゃくちゃ助かります。
乳製品だったらAkshayakalpaですね。乳製品に限らずオーガニック商品も豊富ですし、牛乳やヨーグルトを毎朝定期デリバリーを依頼することもできます。とにかく新鮮な食材を比較的安価でかつオンラインで発注できて、通常は当日、遅くても翌日には届くのでむちゃくちゃ便利です。
あと、Maindishという日本食材専門のデリバリーサービスはお値段は少し高めですけど困ったときに頼りになる存在で、利用者が増えるにつれて少しずつ値段も下がってきている品目もありますし、お米なんかは5キロで2,500円ぐらいなのでもしかしたら今は日本よりも安いかもしれないですね。
ちなみに、買い忘れなどですぐに届けてほしいといったケースでは注文してから10分ぐらいで届けてくれるInstamartやBlinkitがむちゃくちゃ便利です。
番外編(海外に買い出し)
ちなみに、インド駐在員の福利厚生で特徴的なもののひとつとして「買い出し休暇」という制度があります。つまり、例えば年に2回とかタイやシンガポールに食材を買い出しにいくため旅費を会社が負担してくれて、かつ、そのための休暇も提供しますよという制度ですね。典型的な買い出し先としてはタイのバンコク市内にある富士スーパーとか、シンガポールにある明治屋やドンキホーテなどで、もはやインド駐在員のためのスーパーと言っても過言ではないぐらい重宝しています。ただ、恐ろしいのはわざわざインドから飛行機に乗ってタイやシンガポールまで食材を買い出しに行くとですね、とりあえず欲しいものをもはや値段を見ずにすべて買ってしまうぐらい食欲が爆発してしまって、金銭感覚までバグっちゃうところは悩ましいところですね、笑
さて、皆さん、いかがでしたでしょうか?今回はバンガロールの食生活や買える食材の実態について解説してみました。インドへの移住や海外就職を検討されている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。