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【インド駐在のストレス対策】インド人マネジメントが劇的に楽になる!メンタル崩壊を防ぐ「3つの最強思考法」

なぜ「インド駐在」はこれほど「ストレス」が溜まるのか?

インドでビジネスをされている方は日々痛感されていると思いますが、インドは日本では考えられないような「想定外」の連続です。インフラは整っていませんし、契約や約束は守られない。そして独特の時間感覚に振り回される毎日です。
こうした状況に対して、真面目な日本人ほどこのギャップに苦しんでしまい、メンタルを病んでしまったり、イライラして心理的リソースを消耗してしまうケースを本当によく見かけます。特に「インド人マネジメント」におけるコミュニケーションのストレスは、駐在員の悩みの大部分を占めています。

そこで今回は、この過酷なインド環境を生き抜くためのマインドセットとして、私が日常的にインドで活用してきた「関西流ツッコミ(3つの思考法)」をご紹介します。これを知っておくだけで、インド人の不可解な言動に対してイライラせず、むしろそれを笑いに変えて冷静に対処できる「認知スイッチ」を手に入れることができます。

【ポイント】

インド人マネジメントの極意は、相手の言葉を額面通り受け取らず、期待値をコントロールして「ストレスの発生源」を断つことです。

重要ポイント:
 ・期待値調整: 「ほんまかいな」で情報の裏を取り、過度な期待をリセット。
 ・課題の分離: 「知らんがな」で理不尽な言い訳を切り捨て、自分の感情を守る。
 ・トラブル予測: 「ほれ見い」で失敗を想定内に変え、次のマネジメントへ繋げる。

【インド人マネジメント①】「No Problem」を信じない。期待値リセットでストレスを防ぐ

1つ目の最強ワードは「ほんまかいな(Really?)」です。これは、インド人が大風呂敷を広げてきた時や、調子のいいことを言ってきた時に使う、「期待値をリセットするため」のツッコミです。

「100%できます」の裏にあるリスク

インドで仕事をしていると、例えば実現可能性がむちゃくちゃ低そうなのに「No Problem」とか「I can do it」とか、ほぼ終わったも同然みたいな顔で「100% Done」などと威勢のいい返事が返ってくることが結構多いです。

ただ、これを私たちがイチイチ真に受けて「よっしゃ、じゃあ任せたで!」と全力で期待してしまうと、後で「全然できてへんやん!」と激しい怒りがフツフツとこみ上げてくることになります。これがインド駐在ストレスの元凶です。彼らが自信満々にポジティブなことを言ってきた瞬間に、心の中で「ほんまかいな?」と是非ツッコんで、まずは受け流してください。これによって期待値を一旦ゼロにリセットし、「なんでそんな自信満々やねん」と冷静に情報の裏取りをしたり、粛々と細かく進捗を確認していくモードに頭を切り替えることができるわけです。

【具体例】会議での「Yes」と人脈自慢の正体

例えば、プロジェクトのキックオフ会議で複雑な仕様変更の説明をした際、「理解できましたか?」と聞くと、全員が首を横に揺らしながら(インド特有のイエス)、「Yes Sir, No Problem Sir」と気持ちの良い返事が返ってきます。

この時、すぐに安心するのではなく心の中で「ほんまかいな」とツッコんでください。彼らのYesは「理解した」ではなく「聞こえました」ぐらいの意味で認識しておくのが無難です。その上で「じゃあ今伝えたことをもう一度説明してみて」と確認プロセスに移行する必要があります。

また、パーティなどで「私はリライアンス財閥の会長とマブダチだ」と人脈自慢をしてくるインド人もよくいます。これも真に受けてはいけません。実際は「会長の親戚の友人が、私の友人の親戚の知り合い」ぐらいの遠い繋がりだったりします。「ほんまかいな」とツッコんで話半分で聞き流し、決してビジネスの当てにしないという自己防衛アラートとして使ってください。

【インド駐在のストレス②】理不尽な言い訳に消耗しない「課題の分離」

2つ目の最強ワードは「知らんがな(I don’t care)」です。 これは、理不尽な言い訳をされた時や、感情的に揺さぶりをかけられた時に、自分がコントロールできる課題や感情から、相手の課題を分離するためのツッコミです。

「娘の学校が…」エアコン修理業者の言い訳

インドでは、約束が守られなかったり遅刻されたりした時に、ほぼ間違いなく「言い訳」から入ります。「自分は悪くない」という自己正当化です。この言い訳に対して真面目に向き合って議論していても、正直時間の無駄です。

例えば、自宅のエアコンが壊れて修理業者を呼んだとします。「明日の16時に行く」と言っていたのに、時間になっても全く来る気配がない。電話しても「今向かってます」と言うばかり。ようやく繋がったと思ったら、「娘を学校に迎えに行っていたから遅れました」などと謎の言い訳をしてくるわけです。

アドラー心理学流「課題の分離」でメンタルを守る

ここでイライラしても状況は変わりません。心の中で「知らんがな」と華麗にツッコんでいただいて、怒るのではなく、支障のない範囲で自分の予定を優先してください。 「相手が向かってくれているから」と気を使って待つ必要はありません。「もう外出しちゃったから明日来てくれ」と淡々と伝え、振り回される前に自分が主導権を握っておく。アドラー心理学でいう「課題の分離」を実践し、常に自分がコントロール可能な範囲で柔軟に対応していくマインドセットが、インド駐在ではむちゃくちゃ重要です。

【インド人マネジメント③】トラブルを「想定内」に変えて自己肯定感を保つ

最後、3つ目の最強ワードは「ほれ見い(I told you so / See?)」です。 これは「ほら見たことか」という意味の関西弁ですが、想定通りにトラブルが起きた時に使うささやかな精神的勝利と共に、ネガティブな状況をポジティブに切り替えるためのツッコミです。

「明日やる=来週やる」インド英語の翻訳技術

例えば、インド人従業員にレポート作成を依頼した際、「It will be done by tomorrow(明日までにやります)」と言われても、そのまま翌日まで待っていて翌日に仕上がることはほとんどありません。次の日の夕方に確認したら進捗ゼロ、なんてことは日常茶飯事です。

インドにおける「Tomorrow」はカレンダー上の翌日ではなく、現時点の希望的観測、ふわっとした未来でしかないので、「概ね来週ぐらいかな」と翻訳する技術が必要です。

トラブルを「答え合わせ」にする

翌日にレポートが全く進んでいないことが分かったタイミングで、パニックになるのではなく、心の中で「ほれ見い(やっぱりな)」とツッコんでください。 「明日イコール来週だよな」と自分のインド英語の翻訳精度を褒め称えつつ、「もっと細かく中間報告をさせるべきだった」と、自分自身の反省と共に「次こそはマイクロマネジメントを徹底しよう」と、マインドを前向きなリカバリー策へ切り替えていくことができます。

また、オートリキシャのドライバーが「メーターが壊れている」と嘘をついて高い料金をふっかけてきたのに、いざ走り出したら「カチッ」とメーターが動き出すような場面でも、「この嘘つき野郎!」と怒ってはいけません。「ほれ見い(やっぱり動くやん)」と心の中でガッツポーズをして、余裕を持って対応するのが駐在員の嗜みです。

皆さん、いかがでしたでしょうか?今回はですね、この過酷なインド環境を⽣き抜くためのマインドセットとして、関西流「ツッコミ」を3つご紹介いたしました。これからインドに駐在される方はぜひ参考にしていただければと思います。

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