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インドのスタートアップ情報

Vol.10 : コロナを機に爆速で成長を遂げるインド・エドテック市場

コロナを機に爆速で成長を遂げるインド・エドテック市場

脅威な成長率!注目のインド・エドテック市場

人口13億人を超えるインドは、世界有数の経済大国であり、各分野での成長ポテンシャルが期待されています。中でも、エドテック(※1)市場は注目されている分野のひとつで、新型コロナのパンデミックにより、他既存産業を凌駕する成長を遂げ続けています。

インド国内スタートアップに特化した印大手メディア「Inc42」の調査部門である“DataLabs“が発表したレポートによると、世界のエドテック市場は2019年から2025年までに2.5倍の成長を遂げる見込みで、世界の総支出額は400億ドル(約4兆2500億円)に達し、年間平均成長率(CAGR : Compound Annual Growth Rate)16.3%と予測されています。

世界の成長率に対し、インドにおける同市場は2025年までに104億ドル(約1兆1,268億)である3.7倍の成長が見込まれ、CAGRは39%と予想されており、パンデミック後も拡大し続けると言われています。

また、2014年~2018年の教育分野における世界のVCの資金提供額は2014年の18億ドル(約約1,950億3,738万円)から2018年には82億ドル(約8,885億362万円)へと4倍以上に増加しており、その内インドが占める資金提供額は10%となっています。

グローバル・エドテックでは、中国と米国がユニコーンの90%を占める19社を擁しているものの、2018年にはインドのエドテック企業Byju’sはユニコーン企業となり、100億ドルを超える最高評価額でユニコーンリストのトップを獲得しています。

※1:エドテック(EdTech)とは、Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、テクノロジーによってもたらされる教育分野の変革やその市場のことを指します。

インドにおける資金調達額内訳および前年度比(2020年度)

上記棒グラフのとおり、インドにおける同市場の資金調達額は、2019年の553百万ドル(約5億9,919万円)に対し、2020年は約4倍にあたる22億2000万ドル(約2,383億円)へと拡大しました。

また、2020年には92社のインドのエドテックスタートアップが資金調達を行っており、そのうち61社がシード期によるものです。

また、インドの同市場における資金調達の傾向としては、K12(幼稚園年長から高校卒業卒業までの13年間を指す)/大学および試験準備カテゴリーが約7割を占めている点です。

中でも、K12セグメント最王手であるByju’sが、過去5年間で23億2000万ドル(約2,513億8,151万円)を調達し、次いでUnacademyが3億5400万ドル(約383億5,735万円)の資金調達を成功しています。そしてB2Bのエドテックは2017-2020年に合計3100万ドル(約33億)の資金調達を受けています。

新型コロナウィルスによるパンデミック及びロックダウンにより、急激に成長したインドのエドテック市場。資金調達急増の主な理由の1つは、学校及び教育機関の開校制限によるオンライン学習の利用が拡大していることが挙げられます。

こうした新型コロナの影響で急速に成長したエドテック市場がこのまま継続するのかどうかに対する疑問視も一部ある一方で、インド政府による教育部門における政府予算配分が2018-19年の113億ドル(約1兆2,244億円)から2020-21年の132億ドル(約1兆4,302億円)に増加し、エドテックの積極活用を示唆している点や、インドのTier-III及びIVの都市や町でのインターネットの浸透による同市場への成長が期待される点などから、今後もインドにおけるエドテックは大きな成長が見込める市場として注目されています。

ロックダウンによる学校閉鎖 高まるエドテック需要

インドでも他国同様、新型コロナウィルスによるパンデミックにより学校閉鎖を余儀なくされ、インドでは約2億人の就学児童が既存教育を実施できない事態に陥り、オンライン学習への移行及び利用拡大が進みました。

BARC IndiaとNielsenの共同調査によると、インドにおけるエドテックアプリダウンロード数はコロナ前後で88%増加しており、中でも同市場におけるK12セグメントのユーザーベースは4,500万人から9,000万人にまで増加しています。

Grade4〜Grade12(日本でいう小4〜高3)の生徒向けの授業動画配信サービスを展開するByju’sはロックダウン中に750万人の新規ユーザー獲得に成功、Grade5〜Grade12(日本でいう小5〜高3)の生徒向けの受験対策用補助教材を提供するTopprは有料ユーザーが約2倍になったと発表されています。

また、ユーザー数やダウンロード数の増加に加え、エンゲージメント(教育アプリに費やす時間を指す)もロックダウン前後で30%増加していると発表されています。

そして、新型コロナウィルスによるパンデミック需要による同市場のダウンロード数・ユーザー数及びエンゲージメント増加により、エドテックアプリにおけるデジタル広告費は120%以上増の成長へと繋がっています。

インド政府による教育の質向上施策 よりエドテック市場の追い風となる見通し

インド政府は「自立したインド」を掲げ、現在様々な分野における政策を打ち出しており、オンライン学習を含むエドテック分野に対しても、積極的に政策を進めています。

インド政府は同国における教育の質向上及及び公平な教育機会の提供を目的に、2020年7月に国家教育政策(NEP2020※2)を発表し、1986年から34年ぶりに教育制度の抜本的な見直し及び再構築を行う計画が進められています。

インド政府はこの政策の下、2030年までにすべての子どもが早期教育を受ける事が出来ることを目標に、カリキュラムの転換や学校制度の大幅な変更などに加え、遠隔学習やデジタル学習の支援によるエドテック活用も掲げています。

こうしたインド政府の教育分野に対する政策推進により、同国におけるエドテック業界の成長にとってさらなる追い風となる事が期待されます。

※2:NEP2020…National Education Policy2020の略。
National Education Policy 2020
https://www.education.gov.in/sites/upload_files/mhrd/files/NEP_Final_English_0.pdf

インドにおけるエドテック市場の歩み

世界的に見ても、インドはアメリカに次ぐエドテックスタートアップ企業を多く生み出しています。

インドにおけるエドテックは、2004年に衛星を利用した教育及びスマート教室から始まったと言われており、2008年には、教育者であるサルマンカーンにより設立されたKhan Academyなどがオンライン教育事業に乗り出し、eラーニングが始まりました。

その後、2014年1月から2019年9月の期間で、インドでは4,450以上のエドテックスタートアップが立ち上がっています。一方で、同業界においては安定した収益を生み出し続ける事が厳しいという状況もあり、立ち上がったスタートアップの内、約25%がクローズしています。

また、資金調達を実施しているスタートアップはわずか4.17%に留まっており、インド最大のエドテック企業・Byju‘sは、同市場のスタートアップにおける資金調達総額の約65%を占めています。

現在に至るまで、エドテックへの関心の高まりや可処分所得の増加、インターネットやスマートフォンの普及率の高まりなどに比例し、インドにおける同市場の成長へと繋がっており、その後大規模な投資を集め続けています。

以下、インドにおける主要エドテック3社の概要をご紹介します。

Byju‘s(バイジューズ)

運営会社 :Think and Learn Pvt Ltd
Webサイト :https://byjus.com/
設立年 :2011年
本社 :カルナータカ州バンガロール
CEO :Byju Raveendran(バイジュー・レヴィーンドラン)

Byju‘sは、2011年カルナータカ州バンガロール発のインド最大オンライン学習プラットフォームを運営するユニコーン企業であり、今や世界最大のエドテック企業です。

2020年9月時点で、同社アプリは6400万人以上の学生が登録しており、年間420万人の有料ユーザーを保持しており、新型コロナウィルスによる需要拡大により、新型コロナウィルス前後で収益も倍増しています。

現在、インドで2番目にバリュエーションの高いスタートアップとして君臨する同社は、最新ラウンドでの資金調達により、評価額は120億ドル(約1兆3,081億円)に達し、今や世界のエドテックスタートアップの中で最大の数値を誇っています。

2020年9月米国カリフォルニア州のVC企業・Silver Lakeが主導したラウンドでは、5億ドル(約530億円)の資金調達を実施しました。同ラウンドでは既存投資家であるTiger Global、General Atlantic、Owl Venturesも参加しています。

その後、2ヶ月もたたないうちに既存投資家であるBlackRockが主導する新たなラウンドで2億ドル(約218億311万)の資金調達を実施し、前ラウンド実施時の評価額108億ドル(約1兆1,773億)から11%上昇しています。

同社は2021年4月、新たに33年の歴史を持つ個別指導塾・Aakash Educational Servicesの買収を発表しました。Aakash Educational Servicesは一流の工科大学や医科大学を目指す学生を対象に、インド国内に200以上の個別指導センターを運営しており、25万人以上の高校生にサービス提供を行っています。買収額は10億ドル(約1102億円)でエドテック分野では最大級の規模として更なる注目を集めています。

なお、Byju‘sに関する企業概要及び過去ラウンド概要に関しては、以下記事をご参照ください。

インドEdtechの皇帝、BYJU’S(海外特化テック&スタートアップメディア ~Cross Eurasia~)
http://cross-eurasia.com/post-252/

Unacademy(アンアカデミー)

運営会社 :Sorting Hat Technologies Pvt Ltd
Webサイト :https://unacademy.com/
設立年 :2015年
本社 :カルナータカ州バンガロール
CEO :Gaurav Munjal、Roman Saini、Hemesh Singh

K-12オンライン教育を専門とするUnacademyは、バンガロールを拠点に2015年に設立。

元々は2010年に共同CEOであるGaurav Munjalにより作られたYouTubeチャンネルが起源となり、その後2015年に企業として設立。主に大学受験を控える学生を対象にしたオンラインプラットフォームを展開しており、現在4万7000を超える講師を持ち、14以上の言語でインド国内5000か所に展開しています。

同社はこれまで政府試験準備プラットフォームのWifistudy、プログラミングサイトのCodeChef、GATEコーチングサイトのKreatryxなど買収しており、2020年7月には4件目の買収として北インド・チャンディガール発の試験対策サービスを展開するPrepLadderを5,000万ドル(約54億円)で買収しています。

2020年2月にGeneral AtlanticがリードしたシリーズEラウンドでは、同社は約1.1億ドル(約110億円)の資金調達を果たしました。同ラウンドはFacebook社も参加したとして、注目を集めました。

同年9月にはSoftbankがリードしたラウンドでは1億5,000万ドル(約162億5,311万円)の資金調達を果たし、同年11月では大手投資家2社より新たに資金調達を実施し、同社の評価額は5億1,000万ドル(約552億6,059万円)となり、「Soonicorn(スーニコーン)企業」として注目を集めています。

※soonicorn(スー二コーン)評価額が20年までに10億米ドル相当を超えるとされる有望企業

Vedantu

運営会社 :Vedantu Innovations Pvt. Ltd.
Webサイト :https://www.vedantu.com/
設立年 :2011年
本社 :カルナータカ州バンガロール
CEO :Vamsi Krishna,Pulkit Jain,Saurabh Saxena,Anand Prakash

Vedantuはカルナータカ州バンガロールを拠点とする対話型オンライン家庭教師プラットフォームを展開するスタートアップで、毎月2500万人の学生にサービス提供を実施しています。

同社は主に6年生から12年生までの学生を対象にライブによる対話型コースを提供したものの、パンデミック需要によるニーズ拡大に応えるべく、1年生から5年生までの学生にもサービス提供拡大を実施し、数ヶ月でさらに200万人の新規ユーザー獲得に成功しています。

CEO・Krishna氏によると、同社は毎月2万人以上の有料ユーザーを保持し、100万人以上の学生が毎月ライブ授業を利用していると述べています。

同社は学生向けのコーディングコース導入など新しいカテゴリーへの更なる拡大、そしてインドの小規模な町や都市でのサービス普及を目的にこれまで3度に渡るシリーズCラウンドを実施し、それぞれ2,400万ドル(約26億円)、1,256万ドル(約13億円)、680万ドル(約7億円)の調達を成功しています。

3度のシリーズCラウンドを終えたわずか5カ月後である2020年7月に、同社はシリーズDラウンドを実施し、1億ドルの資金調達に成功しています。同ラウンドは米国を拠点とするCoatueと既存投資家の一部により主導されました。この新たな資金調達により、同社の評価額は6億ドル(約650億円)となっています。

また、同社は学生の疑問解決アプリを運営するスタートアップ・InstasolvのプレシリーズAにて200万ドル(約2億円)を出資しており、今後も他スタートアップへの投資もありうると示唆しています。

       

参照元データを見る

世界のedtech市場データ(市場規模、CAGR等)

Global edtech Market to reach $404B by 2025 – 16.3% CAGR.
https://www.holoniq.com/notes/global-education-technology-market-to-reach-404b-by-2025/

インド市場データ(市場規模、CAGR、今後の予測データ等)…inc42参照

The Future Of Education: Indian Startups Chase $10 Bn edtech Opportunity
https://inc42.com/datalab/the-future-of-education-indian-startups-chase-10-bn-edtechmarket/

資金調達データ…Financial Express参照

edtech in 2020: Led by Byju’s, Unacademy, investments jump 300%; this many startups raised capital
https://www.financialexpress.com/industry/sme/edtechin-2020-led-by-byjus-unacademy-investments-jump-300-this-many-startups-raised-capital/2152076/

インドにおけるedtechの歴史、世界及びインドにおける同市場の資金調達関連データ

The edtech Story #1: The edtech Landscape: A brief Overview
https://community.nasscom.in/communities/talent/edtech/the-edtechstory-1-the-edtechlandscape-a-brief-overview.html

インドにおけるedtech資金調達の内訳など詳細データ参照

Indian edtech startups see investment of $2.22 bn in 2020, shows data
https://www.business-standard.com/article/education/indian-edtechstartups-see-investment-of-2-22-bn-in-2020-shows-data-120121700501_1.html

Khan Academy:https://www.khanacademy.org/about/the-team

4)インドでのスタートアップ・クローズド企業など

https://inc42.com/features/the-past-present-and-future-of-edtechstartups/

ユーザー数やDL数など詳細データ参照

The edtech Story #3: edtech in India ? Pre-COVID vs During COVID
https://community.nasscom.in/communities/product-startups/the-edtechstory-3-edtechin-india-pre-covid-vs-during-covid.html

NEP2020におけるedtech活用について①

India’s National Education Policy Opens The Doors For edtech Future, But Some Questions Remain
https://inc42.com/features/indias-national-education-policy-opens-the-doors-for-edtechfuture-but-some-questions-remain/

NEP2020におけるedtech活用について①

What’s New in the National Education Policy 2020, What Ed Stakeholders Have to Say?
https://edtechreview.in/trends-insights/insights/4180-new-national-education-policy-nep-2020-what-education-industry-leaders-say

Byju‘s

1)アプリ登録者数などデータ

Silver Lake leads $500 million investment round in Indian online learning giant Byju’s
https://techcrunch.com/2020/09/07/silver-lake-leads-500-million-round-in-indias-byjus/

2)Byju‘s 資金調達(2020年9月)

https://economictimes.indiatimes.com/small-biz/startups/newsbuzz/silver-lake-in-500-million-round-byjus-valued-10-8-billion/articleshow/78008242.cms

3)Byju‘s 評価額が120億円(2020年11月記事)

https://inc42.com/buzz/byjus-in-talks-to-raise-200-mn-from-t-rowe-price-and-blackrock-at-12-bn-valuation/

Unacademy

1)直近のラウンド及び評価額など(2020年11月)

Tiger Global invests in India’s Unacademy at $2 billion valuation
https://techcrunch.com/2020/11/25/tiger-global-invests-in-india-unacademy-at-2-billion-valuation/

2)Facebook社の支援について(2020年2月)

Facebook makes its second bet in India with investment in Unacademy
https://www.business-standard.com/article/companies/facebook-makes-its-second-bet-in-india-with-investment-in-unacademy-120021901198_1.html#:~:text=Making%20its%20second%20bet%20in

3)同社の買収について(2020年7月)

Unacademy buys PrepLadder for $50m in cash & stock deal
https://economictimes.indiatimes.com/small-biz/startups/newsbuzz/unacademy-buys-prepladder-for-50m-in-cash-stock-deal/articleshow/76845427.cms?utm_source=contentofinterest&utm_medium=text&utm_campaign=cppst

Vedantu社

1)ユーザー数やコロナ禍でのサービス拡大、今後の展開など

Indian online tutoring platform Vedantu raises $100 million
https://techcrunch.com/2020/07/16/indian-online-tutoring-platform-vedantu-raises-100-million/

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監修者からのコメント

国土が広大で人口も多いインドでは教育の地域間格差・都市間格差が存在しており、これらを解消する手段として「どこにいてもインターネットさえあれば学べる」というEd-Techの担う役割は大きく、スマートフォンの急速な普及やモバイルインターネットの低価格化にも後押しされ、市場として急成長してきました。

また、非常に教育熱心な国民性もあってか、相対的にしっかりとマネタイズできている企業が多いのもインドのEd-Techスタートアップの特徴となっています。

本記事でも紹介されている3社(Byju’s、Unacademy、Vedantu)の様なユニコーン企業(及び、まもなくユニコーン化が期待される企業)が生まれていますが、それらのほとんどがK12(中でもK6〜12=日本の中学・高校生が中心)及び大学・大学院受験対策領域をメインコンテンツとするスタートアップとなっています。

この領域は、いくつかのメガベンチャーに大きな資金が流入し続けると同時に、これらメガベンチャーによる中小型の競合企業や付加価値を提供してくれる他社に対するM&Aも増えてきており、今後はさらに統合が進み、ある程度勝負が決していく様に見えます。

一方で、その他の領域、例えばK6(日本の幼稚園〜小学生)向けのコンテンツや課外活動のコンテンツ、また社会人向けの資格予備校のオンライン化(例:地方公務員試験対策など)などの領域はまだまだこれから成長が見込まれる市場となっており、今後多くのスタートアップが成長することが期待されます。

村上 矢

監修者:村上 矢

野村證券グループの東京及びNY拠点にて一貫してIT/インターネット領域のスタートアップを担当。多くの企業をIPOへと導く。2014年にインドへと移り、現地にてスタートアップ立ち上げを経験。2016年にIncubate Fund Indiaを設立し、ジェネラルパートナー就任。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 政治学専攻、歴史学副専攻 卒

Incubate Fund Indiaは創業初期のインド企業への投資に特化したベンチャーキャピタル。日本で200社を超えるスタートアップ企業をサポートしてきたインキュベイトファンドの投資哲学とノウハウを活かしてインド企業への投資と成長支援を行なっている。これまでに15社のインド企業への投資を実行。日本人投資責任者がインド現地に常駐する稀有なファンドとして、投資だけでなく日印間の企業連携などへも積極的に貢献している。